朝日連峰の道案内 古寺鉱泉口 〜 大朝日岳山頂














ゴロビツ沢を過ぎると、ルートのところどころにぬかるみがあるのが目立つようになった。
晴れているときはいいが、雨天時にはスパッツがあったほうがいいように思えた。

7:40 - 7:55 清太岩山 山頂 標高1,465m
360度すばらしい景色。
大朝日岳・小朝日岳・西朝日岳・以東岳・障子ヶ岳・月山・葉山・鳥海山などまでが見える。
ドコモ ムーバの携帯電話は圏外



清太岩山山頂 竜門と竜門小屋が見える

清太岩山山頂 左に月山 右の雲の上に見えるのが葉山

清太岩山山頂 左に小朝日岳 中央右が大朝日岳


 清太岩山から大きな木はなくなりハイマツに変わる。
 眺望は大変いい。


清太岩山からずっと竜門小屋が見える




9:00 - 9:10 竜門山分岐

分岐のすぐ下には、トリカブトが群生しており、紫色がきれいである。
水も多めにもってきたので、竜門小屋にはよらずに先をいそぐ。
ドコモ ムーバの携帯電話は圏外


分岐からは、寒江山・以東岳等がよく見える。

分岐から清太岩山を振り返る。奥に月山が見える



日暮沢小屋から竜門、西朝日、大朝日、小朝日、日暮沢小屋に戻るこのルートは
竜の背のような尾根をずっと歩くことができるのが大変魅力的だ。
清太岩山に登るまでは、体力的にちょっと大変であったが、
それ以降大朝日岳までは、眺望がいいこともあって歩くことは全く苦にならない。
風も気持ちよくすばらしいコースだと思った。



10:02 - 10:17  西朝日岳山頂 標高1814m

風が気持ちいい。
360度全て見渡すことができる。
遠くに鳥海山が見え、庄内平野までもが見える。
ドコモのムーバは山頂から大朝日岳の方へ20mほどいったところだと電波がよく入る。


大朝日岳がだいぶ近く見える

遠くに飯豊連峰が見える

左に見えるのが小朝日岳

地図によっては、西朝日岳から大朝日岳の方へ進んだところに水場マークがあると場合があるが、これは誤りで水場は金玉水までないので注意



11:28 金玉水分岐
11:30 金玉水 着
11:40 金玉水 発
11:43 金玉水分岐 発

金玉水の水は冷たかった。
手をつけていると、すぐに痛くなってしまうぐらいだった。
水場の上の方には、9月中旬だというのにまだ残雪が残っていた。
大朝日避難小屋まではちょっとした登りである。





11:51 大朝日避難小屋 着
12:15 大朝日避難小屋 発


大朝日避難小屋の管理人である大場さんと佐藤さんがいないかなと小屋に入るがどうもいないらしい。
登山道の整備でもしてくださっているのだろうか?
と考えながら小屋をたつ。
朝は雲ひとつなかったのだが、昼になってから山形県側が雲に覆われてきた。
新潟県側の雲はまだ下のほうなのだが…。
朝日連峰を境に天気が異なるようだ。
雲がでてきたし、日が落ちるまでの時間も夏ほど長くないので山頂へは行かないこととした。




銀玉水から大朝日避難小屋までで、唯一間違えやすい場所
銀玉水から登ってきた場合、きつい登りが終わってほっし、なだらかな登りとなったところで、下の写真の所にでる。
ここは右に行くのが正解。
赤い丸印がついているのだが、
ガスがかかっているとどうしても真直ぐ行ってしまう人が多い。
真直ぐいくとちょっと歩いて道がなくなってしまう。
毎年、ここで迷うひとがいるので要注意。
大朝日避難小屋方面から来た場合には分かりやすいので迷うことは無い。
古寺鉱泉から大朝日岳までの間は大場さんたちがきちんと登山道整備をしているので、登山道かな?と思うような箇所は1箇所もない。
登山道かと疑われるような道に入ってしまったら、間違っているので引き返してください。





12:31 銀玉水 着
12:52 銀玉水 発


写真、中央が銀玉水の標識
銀玉水の上は石畳になっており、その脇には麻袋のようなものが敷き詰められている。
自然に高山植物が生えるようにしているそうで、
早く緑がよみがえって欲しいところである。
銀玉水はあいかわらずうまかった。
銀玉水を飲みながら軽い食事をとった。


銀玉水を過ぎてすぐ、大場さんと会う。
今日は熊越付近の登山道を整備してきてくださったそうだ。
山の情報などを大場さんからいろいろ教えてもらった。
大場さんは熱心だ。頭がさがる思いです。

小朝日岳には時間の関係もあり、登らず、巻き道を通る。


14:00 古寺山山頂 着
14:05 古寺山山頂 発


14:19 三沢清水 着
14:22 三沢清水 着


三沢清水の水は冷たくておいしかった。
平成17年度は10月中旬か下旬にホースをしまってしまうそうなので注意が必要である。


14:36 ハナヌキ峰分岐通過

ここからが辛かった。
古寺山からずっと下ってきたのだが、ここから登り
9時間歩きっぱなしのところでの登りはきつい。
地図で登りは確認していたわけであるが、疲れが重なったあとの登りは長く感じる。
登りきった後がまた大変であった。
ひたすら急なくだりで、転んだら谷まで転がっていきそうな坂だ。
さすがに足がいたくなる。
川の音が聞こえてきてもなかなか下まで到着しない、
振り返ると、木の根の急な階段がずっと続いている。
ここは、登りでは使いたくないと思った。
ハナヌキ峰で以前熊を見かけたという情報が頭をよぎり
熊よけの鈴を鳴らす手が早まる。
人は誰も通らない、平日で全体の登山者も多くない。
だんだん日も翳ってきたようである。
個人山行は自由気ままでいいが、こんなときは心細くなったりする。


15:38 川沿いの平らなところにでる。
急なくだりがようやっと終わり、ほっと一息をつく。
日没までは、まだ時間があるのでゆっくりと歩く。
川の音がうるさいくらいに大きい。
周辺にはかなり樹齢を経たとおもわれる大木が道を取り囲むようにたっている。


一度、沢に下りてまた登る箇所があったが、
今日は晴れていたので水量が少なくよかったが大雨の際にはどうなるのか心配な箇所があった。


15:58 車道にでる。
登山道を抜け、ようやく車道にでる。
ここから古寺山へ登っていくタフな人用?の駐車場だろうか、車は6台ほどとめられるスペースがある。

車道を歩く、ちょっとした距離だがあとは日暮沢小屋についてかえるだけなので
気分よく歩く。
途中、橋が一箇所だけある。
橋の下を流れる川はとても澄んでいて、川底までみえる。
夏場暑かったら飛び込みたくなるような川だ。
橋をちょっとすぎたところに車を4台ほどとめられるスペースがあった。

16:15 日暮沢小屋着
車に乗り帰途についた。

日暮沢小屋-清太岩山-竜門山-西朝日岳-中岳-大朝日避難小屋-銀玉水-小朝日のまき道-古寺山-ハナヌキ峰-日暮沢小屋


平成17年9月17日(金)


3:55 左沢駅発

4:00 大江町のセブンイレブン前を通過
まだ、太陽は当然でてこない
一台もすれ違わない道をまっすぐに走る
柳川温泉を過ぎ、大井沢トンネルをでる。トンネルを出たばかりのところは、晴れていれば、朝日連峰が目の前いっぱいに広がる穴場のポイントであるが、明るくなるまではまだ時間があり見ることはできない。代わりに、雲のない空には多くの星がまたたいていた。

4:35 【道路案内】で【大井沢分岐】と書いてある古寺鉱泉へ行くT字路を通過
大井沢集落の最初の橋の手前で左に曲がる。
大江町から来ると、日暮沢への道路標識がないのでついつい橋を渡ってしまうので注意が必要だ(月山、高速道路方面からくると大きな道路標識があるので迷わないだろう)。
あとは一本道だ。
最初はきれいに舗装されていた道も1kmほど進むと、舗装がきれ穴がところどころにあいており、穴にはまらないようにハンドルをきってゆっくり進む。

4:52 日暮沢小屋着
小屋の前の駐車場は舗装されていない、上手くとめれば10台近く停められそうだ。
ただ、中央に木が立っており最初の人が手前に止めてしまうと5台くだいしかとめられないだろう。
日暮沢小屋からほんのちょっと進んだ道路は広くなっており、10台以上道路脇にとめられるようになっている。前回は私も道路脇にとめさせてもらった。
今回は私の先に1台しかきておらず、小屋前の駐車場にとめさせてもらった。
水場は小屋の入り口から出てすぐのところにあり、ホースから水がでている。
小屋のトイレは水洗で、トイレットペーパーまであった。
準備体操をしているうちに、周囲が明るくなる。

5:20 日暮沢小屋発
木の根っこの階段を登ってゆく。ちょっとした登りだが、やがて登りが緩やかなところもでてきて歩きながら体力が回復できる。
やや大変な登りがあったり緩やかな登りがあったりで大変歩きやすい。
登山道は手入れがいきとどいていた。、足元が朝露で濡れることがないよう草刈はされているし、土嚢がつまれており歩きやすい。ありがたい。



天気は快晴。木と木の切れ間から月山と大井沢の集落が見えた。


6:35 - 6:43 ゴロビツ沢
ゴロビツ沢に到着。
ルートから歩いて1分のところに水場がある。
この日の流れは少量でか細い流れ、コップ1杯ためるのもちょっと時間がかかる。
水は今日はきれいであったが、
前回きたときは雨降りで、沢を流れてくる水であるのでちょっと濁っていた。

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